もうちょっと待て(怒)+もうちょっと待て(笑)
ちょっと前にブラボーはやめてくれなんてブログ記事を読んだ。内容については頷ける所もあれば、そうでもないだろうという所もあり。
まあ、空気を読まないフライング・ブラボーとかフライング・拍手が腹立たしいのは確かである。
ただし、欧米だから必ずしも理想的な聴衆が得られるわけでもなく。
ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ シンフォニック・ダンス(バーンスタイン)
フライング拍手する人が。誰も追随しないので、ちょっとひるみつつも意地で(?)叩き続ける。
この手のフライングは大概の場合、「感激のあまり」とかいうよりは変な自己顕示欲の産物であるような気がする。…しかし、そうでないような場合もあるわけで。
私はこの演奏が好きだ。ミュンシュの溜めがスゴすぎて最後の音を伸ばしている最中から拍手喝采である。ミュンシュの「ンンッ!」とか「イー!」とか唸り声も面白い。1965年のライブ録音。
こんな珍演奏、他にはあるまいと思っていたのだが、最近見つけた。奇しくもブラームスの2番である。
ビーチャム指揮のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。こっちは「ヘイ!」とか叫んでる。1956年のライブ録音。
ミュンシュの演奏に輪をかけてすごい。確信的に拍手しているだけでなく、なんか歓声まで聞こえるような…
続けて聴くと、もしかして最後の全音符の途中から拍手するのが正しい作法なのではないか、と思えてくるほどである。…いや、さすがにそれはないか。
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本当にやめてください、あなただけのために演奏しているんじゃないんです…。
投稿: うーん | 2020年7月12日 (日) 00時26分
> うーんさん
何か無遠慮ブラボーにイラっとした経験がありそうな ( ̄ー ̄)
まあ、昨今の無観客ライブ配信なんかで拍手もブラボーも無いのを見ると、無神経なブラボーでも何もないよりはマシ…みたいな感じもちょっとしました。
投稿: シマー | 2020年7月12日 (日) 18時13分
こんな歴史的録音があるとは知りませんでした!!
ありがとうございます♪
投稿: さとる | 2023年8月 5日 (土) 15時58分