ラポマア
昨日のアマポーラの件(フィリピン女性ではなく歌の方)であるが…
おすすめ動画に集まってきたのを聴いていたら、ホセ・カレーラスのバ-ジョンは歌詞からして違う上に「アマポ~ラ♪」の前に何かひとくさりあったりする。調べてみるとこの歌、元はスペイン語の歌だったようで。まあ「アマポーラ」自体がスペイン語でケシの花らしいが。
ミゲル・フレータ(1925)
スペインのカディスで生まれ、アメリカ合衆国に移住したホセ・ラカジェが、1922年 (1924年説も) にこの曲をスペイン語の歌詞 (詩:ルイス・ロルダン) で発表した。
Wikipedia contributors. "アマポーラ." Wikipedia. Wikipedia, 5 Nov. 2017. Web. 8 Nov. 2020.
この歌を1925年に初めて録音したのが、当時世界で活躍していたスペインのテノール、ミゲル・フレータ(1897 - 1938)である。カレーラスのものは、このバージョンを踏襲しているようだ。
Miguel Fleta - Amapola (Victor, 1925)
淡谷のり子(1937)
アマポーラ – WikipediaだけでなくAmapola - Wikipedia(英語版)などでも言及されているのが1937年の淡谷のり子のバージョン。さすがにこれはないかと思ったらちゃんとあった。
アマポラ 淡谷のり子
えっ何て書いてあるの? と戸惑うが「(花のしけ)ラポマア」は右から読むらしい。
作曲がチャムフロイリーになっているが、これは1935年にフランスのルンバ版をアレンジしたロベール・シャンフルーリのことだと思われ、そこからの輸入であったようである。
テレビで聞いていたのとは随分印象が違う歌声だ。
日本コロムビア (2012-06-26)

¥1,980 (中古品)
« フィリピンのひまわり | トップページ | 2021年1月1日 »
「音楽」カテゴリの記事
- ラポマア(2020.11.09)
- フィリピンのひまわり(2020.11.08)
- 3度目の(2020.11.07)
- 細水の周辺(2020.11.05)
- 人生の周辺(2020.11.02)
コメント