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2017年2月 7日 (火)

旧正月と大統領令

Doodle関連の小ネタ

 

 

旧正月・節分・立春(・立春 by Google)

昨日旧正月がどうとか書いていて、「旧暦の新年(1月1日)」「節分」「立春」等がごっちゃになっていてよくわからないことに気付く。今年(2017年)の場合

旧正月(旧暦1月1日) 1月28日
節分 2月3日
立春 2月4日

正月は春から始まるのではないのか?

 

旧暦は月の満ち欠けの周期に基づく(※)。四立(立春・立夏・立秋・立冬)や二至二分(夏至・冬至・春分・秋分)は二十四節気であるが、これは太陽の運行に基づく。そのため一致したりしなかったりするらしい。

※月を基準にした12か月は約354日のため、毎年11日ぐらいずれてしまうため太陽の運行を加味して(閏月を追加)季節とのズレを調整する太陰太陽暦である。調整用に使われたのが「二十四節気」という関係にある

節分は春夏秋冬の分かれ目で、本来は四立(立春・立夏・立秋・立冬)の前日なのだが、現在は専ら立春の前日を指すようだ。

 

ちなみに2038年は旧正月と立春が一致するらしく、なんか縁起がいいらしい。

Sync

旧暦カレンダー(2038年2月)| アラクネ

 

なお、Doodle関連まとめで何度か見てきたように「春分」を「立春」と呼ぶGoogleの悪癖のために事態はややこしくなっている。この習慣がいつ始まったのか調べてみると2008年辺りまで遡れるようだ。

 

2008 年立春

2008 年立春(2008年3月20日)

2012 年立春

2012 年立春(2012年3月20日)

2014 年立春

2014 年立春(2014年3月20日)

2015 年立春(北半球)

2015 年立春(北半球)(2015年3月20日)

2016 年立春(北半球)

2016 年立春(北半球)(2016年3月20日)

 

どうやら春分の日(vernal equinox)を"First Day of Spring"(春の最初の日)と呼ぶ欧米(とりわけ米国?)の習慣に原因があると思われるのだが、

Equinox

中国語で表示させるときちんと「春分」と表示される事実!グーグル日本法人は相当ぼんやりさんらしい。

などとDisりながら、今年も3月20日が楽しみ

 

なお、これを書いている最中に今年の「旧正月」画像が3種類ではなく4種類であった事実に気づいてしまった。漏れていたベトナムについては後でこっそり追加しておこうと思う。しかし鶏のポーズやお供え物(?)に各国で微妙な差異があるのだが、このこだわりは何なのだろう。

 

また、過去に節分についてのDoodleもあったらしいことがわかった。

2015 年節分

2015 年節分(2015年2月3日)

 

「あれ、こんなのあったっけ?」と思ったが、私が集め始めたのは2015年05月からだった。

 

 

 

 

フレッド・コレマツ

また、気付いていなかったDoodleも発見した。表示されていたのはアメリカだけなので、私がぼんやりしていたわけではない。

Fred Korematsu's 98th Birthday

Fred Korematsu's 98th Birthday(2017.1.30)

 

私が気付かなかっただけで、記事などにもなっていたようだ。この方は日系アメリカ人(2世)のFred Toyosaburo Korematsu(1919 - 2005, 日本名:是松 豊三郎)という人らしい。

Googleは今日、Google Doodle(記念日ロゴ)で、人権活動家Fred Korematsuの、生きておられたら98歳の誕生日を祝った。Korematsuは日本人移民の子としてカリフォルニア州オークランドに生まれた。彼は、アメリカ大統領ルーズベルトが、アメリカに住む日本人を強制収容所に送る、という大統領令を発令したとき、姿をくらました。

Korematsuは自分の意思で収容所に入ることをせず潜伏し、1942年に大統領令違反で逮捕された。彼は終戦まで、ユタ州の収容所に収監された。その後Korematsuはクリントン大統領から自由勲章を授与され、9.11のあとには、アメリカは中東の人びとに対して、第二次世界大戦のときに日本人に対してしたことの轍を踏んではならない、と声を上げた。

日本人の強制収容と戦ったフレッド・コレマツがGoogleの記念日ロゴに登場 | TechCrunch Japan 2017.1.31

なお魚拓を見ると、この記事は最初の更新時は「フレッド・コマツ」になっていたようだ。

 

引用元の記事に書かれていない部分を補足すると、

  • 1941年に軍への入隊を申し込みに行ったが日系人であることを理由に拒否された(身体検査の際に消化性潰瘍を抱えていため、除外された可能性もあるようだ)
  • 1942年には大統領令9066号のもと公布された軍令への違反を取り締まる「公法No.503」違反の容疑で有罪判決を受けた
  • 戦後は強制収容は違憲(特定の人種に対する法の適用が憲法の保障している「法の下の平等」に違反する)との主張から控訴審を戦ったが1944年敗訴が確定、以降40年近くにわたって犯罪者として扱われる。「前科」から、大企業への就職や公職につく事はできなかった
  • ルーズベルトの大統領令9066号が廃止されたのは、1976年の第38代大統領フォードの時代になってからである
  • 再審によって1944年の判決が無効とされ、コレマツ氏の犯罪歴が抹消されたのは、1983年11月10日のことであった。
  • 2010年9月23日カリフォルニア州で、1月30日がフレッド・コレマツの日("The Fred Korematsu Day of Civil Liberties and the Constitution") として制定される。これはコレマツ氏の誕生日にちなんだもの。なお、当時の州知事はアーノルド・シュワルツェネッガー

 

Doodleアーカイブのページ等には彼の有名な言葉として

If you have the feeling that something is wrong, don't be afraid to speak up.

(もしあなたが「何かが正しくない」と感じたなら、声を上げることを恐れてはいけない)

が引かれている。しかし例えば「政府のやりようがおかしい」と感じても、犯罪者扱いされるのを厭わず抗弁するというのはなかなか難しい。コレマツ氏の場合は逃亡にあたって整形手術までやったらしいが。「悪法も法なり」などとうそぶく自分の姿は結構簡単に想像できるのだが、それではダメってことなのだろう。

そういえばソクラテスが「悪法もまた法なり」と言っておとなしく毒を飲んだ、というのは捏造…というような話をどこかで読んだような気がする。あまり関係がないが…

 

GoogleがこのDoodleを掲載したのは、どう考えても1月27日のトランプによる大統領令(シリア難民や7カ国のイスラム教国からの入国を禁止)に反応したものだろう。司法が(今のところ)大統領令に待ったを掛けられたのは70年分は進歩しているといえるか。

 

 

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