KB3119142問題に終止符を打つ
作業計画
基本方針はシンプルで、"Microsoft Visual C++ 2012 再頒布可能パッケージ"をすべてアンインストールして、再度最新版をインストール。その後に件のループが発生しないようなら解決、と考えていいだろう。
転ばぬ先の杖、というわけではないが、一応ググってみると1/13 アップデートのKB3119142が繰り返し実行される - マイクロソフト コミュニティなんて記事が見つかった。なんというかそのものズバリの情報である。
VC++2012 は x64環境だとx64版とx86版があり、両方の修復が必要になります
また、Windows 8以降の環境では(セキュリティ強化のため?)レジストリがロックされ再起動後に更新が有効になります
危ない…再起動せずに作業を進めてハマるところだった(かもしれない)。
おまけに、うまく対処できた方が再インストールしたパッケージの場所(Download Visual Studio 2012 更新プログラム 4 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ from Official Microsoft Download Center)も知ることができた。
実施
1.Visual C++ 再頒布可能パッケージのアンインストール
先日の状態(↑)から64bit版(x64)及び32bit版(x86)をアンインストールする。
消えた。
なお32bit版はそれぞれアンインストールできたが、64bit版は2つ目のアンインストールに失敗した。これは元々同じバージョンのインストール情報が2つあるのが変なんだろう。あるいはこの辺がトラブルの原因なのかもしれない。
アンインストール後に再起動
2.レジストリのクリーニング
念のためCCleanerのレジストリ・クリーナーでスキャンしてみると、"vcredist_x64.exe"などが引っかかる。(これは再頒布可能パッケージのインストーラのはず)"Silverlight"関連の不整合も山のようにあるが、これは自動更新の不始末だろう。
バックアップを取ってレジストリをクリーニング(CCleanerにお任せ)した後に再起動
3.Visual Studio 2012 update 4 の Visual C++ 再頒布可能パッケージを再インストール
教えてもらったバージョンをダウンロードしてインストールする。
両方をインストールした後に「プログラムと機能」で確認すると
しかし、インストールされたバージョン(11.0.61030)を見ると先程アンインストールしたバージョンの新しい方と一緒だ。どういうこと?
疑問を感じつつも再起動…
4.KB3119142の確認
この間非表示にしたKB3119142を復元しようと思ったらできなかった
KB3119142自体が11.0.61030へのアップグレードらしいから、更新の必要がなくなったから出てこないのかもしれない。
とりあえず確認の意味で
更新は行われずに終わった。ミッション・クリア。
さて原因は?
もう一度開始時点の状態を見て、何となく原因がわかった。要するに11/29の時点でバージョンが11.0.61030になっていた。私が何かしたわけではないから、多分KB3119142が適用されたのだろう。その後12/21時点で古いバージョン(11.0.60610)がインストールされたためおかしなことになったらしい。
インストール情報とプログラムフォルダの更新時間から犯人が特定できた。
↑ こいつ
そういえば、ダウンロードして放置していたやつを「冬休みにいじってみようか」とインストールした記憶がある。(結局年末年始はいろいろあって何もできなかったが…)
オフラインでインストールしたものが残っているため、適用されたバージョンも確認できた。
確定。
結局、一度KB3119142を適用した後で古いバージョンがインストールされた場合に起こる現象ではないかと思う。
VS Community 2015をダウンロードしたのは11/8だったようだから、即座にインストールしていたら、問題が起こらなかったような気がしないでもない。まあDLL等を問答無用で入れる「行儀の悪いインストーラー」は珍しくないので、別件で引っ掛かっていた可能性はあるが。
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